23日に国土交通省が発表した公示地価は、大都市圏を中心に底入れ感がより鮮明となったようです。
これを受けて、住宅メーカーや不動産販売会社は、「今後の地下上昇や金利の動向を考えると、住宅・不動産は今が買い時!!」と宣伝しているらしい。
でも本当にそうでしょうか?
一般庶民にとっては、住宅は一生で一番大きな買い物。一旦購入すれば、通常は30年くらいは保有し続けるものです。ですから、短期的な動向で購入するのは早計です。
おそらく、短期的(5年程度のスパン)に見れば、地価は上昇するでしょう。しかしながら、今後の人口減少や産業のさらなる海外移転を考えると、果たして長期持続的に上昇し続けることはないと思います。
人口は既に減少し始めており、現在50-60代の人たちが死んでいくと、人口減少のスピードはさらに加速すると思います。政府が掲げている少子化対策なんてほとんど効果がないでしょうから。
そうすると、「今が買い時!」というのは本当に当てはまるのか疑問です。