政府は安全保障会議で防衛庁を「省」に昇格させる法案を了承したとのこと。
現在の防衛庁は内閣府の外局であるために総理大臣の直接の指揮を受けています。しかし、内閣府から独立した「省」になるということは、総理大臣の直接の指揮からはずれるということです。
総理大臣は一番エライと思っている人が多いと思われますが、実際は、内閣法の規定では、閣議を主宰し、閣議決定に基づいて行政各部を指揮監督するだけのものです。閣議決定は全員一致が原則であるため、「防衛省」の同意も必要ということになります。
いわゆる軍部の力が増すようなことにならないことを祈ります。
ちなみに、「防衛庁●●●」というところで仕事をしている友人によると、彼の職場では既に「防衛省●●●」というハンコを発注しているそうです。「省」への昇格は既に既定路線ということです。