日本銀行がマイナス金利政策を解除して、日本に「金利のある世界」が戻ってきたのが3月のこと。
日本でも物価が上昇基調になってきたのと、アメリカとの金利差が大きいため、今後も段階的な利上げが想定されています。
一般庶民にとって気になるのが、住宅ローン金利です。
ネットで見る意見は次のようなものがほとんどですね。
- 長期金利に連動する固定金利は速やかに上昇していく。
- 短期金利に連動する変動金利も上昇する。固定金利に比べて緩やかな反応。
まあ、普通に考えるとそうなりますよね。
ニャンコ編集長も基本的には同意です。ただ、それはメガバンクや大き目の地銀などの動きとしてです。
ネット銀行の動きはどうなるでしょうか。むしろ、変動金利については超低金利を維持するのではないかと思っています。
ネット銀行は、ここで変動金利の超低金利を維持して、メガバンクなどとの金利差をアピールして一気に顧客を奪うことができる局面です。
新規もそうですし、既にメガから変動で借りている人のことも、借り換えで奪うこともできるような気がします。
住宅ローンについては、建築費の高騰で住宅価格が相当上昇して、1件当たりの貸出額が増えていますので、貸出額×手数料率で利益を出すビジネスモデルを取っているネット銀行は、金利を低く抑えたままでもそれなりの利益が出ると思います。