涼しくなってきて、インフルエンザがコロナが流行する季節になりました。
コロナが感染症区分で5類となり、人々の活動が活発になってきたため、感染症が流行しやすい状況になっています。我が家でも例に漏れず息子がインフルエンザにり患しました。その際に処方薬の購入で困ったことがあったので書き留めたいと思います。
病院へ行って診察を受け病気・症状の原因が特定されると、多くの場合は薬で治すことになります。
ニャンコ編集長が子供の頃は、病院で薬ももらえるのが普通でしたが、いつの頃からか「医薬分業」が進みました。
これによると、医薬分業は1997年以降に進んだようです。
ということで、病院で診察を受けると、会計をして”処方箋“をもらって薬局に行くことなります。これが現在の一般的なルートです。
さて、先日息子がインフルエンザになった際も同様でした。医師の診察の結果、インフルエンザ陽性となりましたので、処方箋が発行されました。処方箋に記載されていたのは、①インフルエンザ治療薬、②熱冷まし(頓服)薬、③咳止め薬、の3種類の薬でした。
そこで、最寄りの薬局へ向かいました(当然のことですね)。そしてお薬手帳と処方箋を受付で手渡すと
すみません、咳止め薬(③)の在庫がなくてお薬をお出しできません
と言われてしまいました。確かに、咳止め薬が全国的に品薄になっているというのはニュースで見たことがありました。
そっかー、と思い、じゃあ、ほかの薬局を当たってみよう、とこの時には簡単に思っていました。
で、次に、病院から自宅に帰る途中にある全国チェーンの薬局に行ってみました。でも、ここでも在庫切れでした。なので、受付の方に「じゃあ、③抜きで①と②だけ出してくれませんか」と尋ねたら
処方箋に記載の一部だけお出しすることはできません
と仰るではないですか。そんな決まりになっているのかとびっくりしました。
でもまあ決まりならしょうがないと思い、ほかの薬局を当たりました。でも、このあと2店舗回ったのですが、全ての薬局で③の咳止めが在庫切れで、薬を入手できません。
しかし諦めずに、少し郊外にあるチェーンのW薬局に行きました。計5店舗目です。
こちらのW薬局でも、最初のひと言は同じで、「咳止めが在庫切れ」ということでした。悲嘆にくれて「もう5店舗目なんです。咳止めよりもインフルエンザの薬と熱冷まし(①と②)がほしいんです…」と、か細い声で出てしまいました。
すると奥から薬剤師さんが出てきてくれて、「先生(医師)に、他の薬に変えられないか、患者さんの同意の上で咳止め無しに変更してもいいか、を聞いてみます!それでどうでしょう」とのお言葉。もちろん同意しました。
カウンターの向こうで薬剤師さんが電話している姿が見えます。
そして待つこと数分。。。薬剤師さんが電話を終えてこちらにいらっしゃいました。
③の咳止めのお薬の変更について先生(医師)の許可が出ましたので、処方箋の○○というお薬は××という似たような効果の違うお薬に変更します。これでお薬をお渡しできます!
おーー!これで薬が手に入るとのこと。女性の薬剤師さんが女神に見えました。
そして数十分後、無事に3種類の薬を受け取ることができました。この間、病院を出てから既に3時間が経過していました。
今回のことで思ったのは、医薬分業は(面倒なことではあるけど)仕方ないとしても、処方箋の扱いはもっと柔軟にしてほしいということです。
1枚の処方箋に複数の薬が記載されていて、1つが品切れだとほかも出せないというのは何とかしてほしいです。マイナンバーで管理できていれば、重複して売るといったこと防げそうですし。
こういうの、河野太郎が得意そうですよね。何とかしてください。