2週間に及んだ自民党総裁選挙が終わり、なんと、石破茂さんが当選しました。
選挙が始まった際にいろいろ書いていましたが、ことごとく外しました。
自民党総裁選挙2024が始まりました
岸田総理の突然の不出馬表明を受けて、事実上、自民党総裁選挙が始まりました。 自民党選管からは9月12日告示、27日に投開票と発表されましたが、既に戦いは始まっています。 それにしても今回の総裁選挙は、立候補しようとする議員が乱立する前代未聞...
一番予想外だったのは、高市さんが決選投票まで残ったこと。
選挙の受付前は、コバホークの立候補によって推薦人20人の確保も危ぶまれていました。
で、決選投票は、石破さんvs高市さんになり、最終的に215対194で石破さんが勝ちました。
1回目の投票で、地方票、議員票ともに高市さんが1位になったので、このまま高市さんが当選するのかと思ったのですが、ここで国会議員が石破さんに多く回ったというのは、さすがの自民党のバランス感覚なのではないでしょうか。
高市さんはタカ派として知られてますし、総裁選の最中にも、靖国参拝をすると言っていて、自民党議員の中でも、日中関係はもちろんのこと、岸田首相が築いてきた日韓関係も崩れ、アメリカからの支持も失うという危機感が共有されました。
また、立憲民主党の代表が野田さんになった影響もありそうです。
野田さんは穏健保守ですから、自民党の支持層と重なっています。
高市さんが政策的に右旋回していくと、自民党支持層でも穏健な層はついていけないので、来る総選挙で議席を奪われるという危機感が出てきたようです。
なお、ほかに立候補した議員についての感想は以下のとおりです。
- 小林鷹之 立候補表明が早すぎた?
- 河野太郎 もう終わりましたね。
- 加藤勝信 初めから財務大臣狙いですよね?
- 上川陽子 無理することはなかった。
- 小泉進次郎 次の次くらいまでに総理になれるでしょう。それでもまだ40代。
- 林芳正 やはり手堅く仕事ができる人は、それなりに支持が集まります。
- 茂木敏充 何やってんの?
なにはともあれ、自民党と立憲民主党の新しいトップが決まりました。本格的な制作論戦を期待します。