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“黄金のイクラ”はイクラと名乗ってもいいのか調べてみた

今日、TBSの朝の情報番組 THE TIME, で黄金のイクラというのが紹介されていました。

以前にもほかのテレビ番組で見たことはありました。

普通のイクラは、オレンジ色に近い赤色ですが、このイクラは黄色で黄金色に光り輝いて見えます。珍しいだけでなく味も絶品で、皇室への献上品にもなっているということです。

黄金のいくら
皇室献上品にもなった黄金のイクラです。

なぜ黄金色かというと、普通のイクラは鮭の卵なんですが、この黄金のイクラはヤマメの卵なのだそうです。海を泳いでいる鮭とは食べている食べ物が違うので、卵の色も変わってくるそうです。

(ちなみに、鮭は白身魚ですが食べている食べ物が赤いので、身も赤くなっているそうです。)

で、ここでふと思ったのが、イクラ=鮭の卵、という常識がある中でヤマメの卵を「イクラ」として流通させてもいいのかな、ということ。

そこで少し調べてみました。

「イクラとは何なのか」を定義しているのを探すのに苦労したのですが、いろいろたどってようやく、ここに行きつきました。

《いくら》とは、さけ、ます類の卵巣の卵結膜を取り除き分離した卵粒を塩蔵したものをいいます。

出典は、大阪検疫所 食品監視課のページ です。

検疫所のページですから何か更なる根拠があるのだと思うのですがこれ以上は分かりませんでした。

でも、想像通り、「さけ、ます類」の卵ということで、合ってました。

では、ヤマメの卵である黄金のイクラは大丈夫なのか、食品表示のルールに抵触するのではないか、とますます(←ダジャレではない)懸念が深まってきました。

もしかしたら、テレビで大々的に紹介していたものがルール違反の食品だとしたら大変なことです。

でも、堂々とやっているのでどういうことなのかとヤマメのことを調べてみると・・・

なんのことはない、ヤマメって鮭の一種だったんです。

ヤマメ(学名:Oncorhynchus masou、山女魚、山女)は、サケ目サケ科に属する魚であるサクラマスのうち、降海せずに、一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)の個体のこと。
ヤマメ – Wikipedia 2022-12-01閲覧

Wikipediaの1行目に書いてありました。

ということで、一件落着してしまいました。初めからヤマメを調べればよかったです。

ちなみに、鮭、サケ、さけの使い分けがよく分からず、さらには”しゃけ”もあるので、wordなどで文章を書いたら表記揺れの指摘が多くなりそう、などと関係のない感想を持ったりしました。

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