昨日10/27に投開票が行われた衆議院の総選挙。石破首相がいきなり解散しちゃってどうなるんだろうと思ってましたけど、ふたを開けてみると、予想以上に自民・公明が議席を減らし、選挙前の279議席から215議席となりました。与党で過半数割れです。
また、議席数だけでなく、与党の大物がかなりの数落選しました。
大物や現職閣僚が落選「最も冷たい風感じた」“裏金”議員は萩生田氏・西村氏当選も甘利氏・武田氏敗北…二階元幹事長の三男は比例復活できず (FNN)
安倍派のいわゆる裏金議員も激減しました。(46人中当選18人)
公明党も代表と副代表が小選挙区で落ち比例復活もならず、ということで相当な逆風だったようです。
一方の野党勢力では、立憲民主党と国民民主党が躍進、維新と共産が微減という形でした。
立憲民主党は50議席増の148議席となったわけですが、微妙な立ち位置になってしまいました。というのも、野党勢力を全て結集すれば過半数(233)取れるんですが、維新や国民民主は連立するつもりはないと言っています。そうすると、自公で過半数までは無いとはいえ、200議席近くありますから30近い議席を持つ維新・国民民主は、自公の政策に関して相当口出しをできるポジションになったわけです。
維新・国民民主からすれば、それぞれの政策を実現するためには、立憲民主党ではなく自公に飲ませた方が可能性が高まります。なので、立憲は見向きもされなくなってしまう可能性がありますね。
さて、小泉進次郎氏はもう選対委員長を辞任したのですが、石破政権はどうなるのでしょうか。
高市氏を応援していた安倍派議員はかなり落ちたので、こちらの力も削がれています。
とにかく、年末の税制と年明けの予算までは石破政権が続くでしょうから、春の陣があるかもしれないですね。