大雨などでの災害の危険をお知らせする行政からの警報の種類がこの5月20日から変わります。
これは、災害対策基本法が改正されて行政のガイドラインも改正されたことによります。
昨今、台風や線状降水帯による大雨の被害が続いています。災害が近づいてきた際に行政が住民に対して避難を呼びかけますが、呼びかけの類型として「避難勧告」と「避難指示」がありました。
「勧告」と「指示」でどう違うのかというのが一般の住民に分かりにくく、避難の遅れにつながったという問題意識があったようです。
「勧告」と「指示」では、法令用語としては「指示」の方が強く、他の法令では指示違反は罰則の対象となったりします。でも、一般の人には分からないですよね。
そこで、分かりにくい区分はやめて「避難指示」に一本化しました。
今日も熊本県では大雨の被害が出ています。ちょうど全国で梅雨入りの時期を迎え、大雨の警戒情報も多くなってくる時期でもあるだけに、政府はかなり本腰を入れて今回の改正を周知しているようです。
ポスターから一部抜粋です。
これまでは、警戒レベル4 災害のおそれ高い のところに、「避難勧告」と「避難指示」の2つが入っていましたが、今回の改正で「避難指示」1つになりました。
行政から災害情報が発表されたときには、こちらの表を確認して、自分が避難しなければいけないかどうか判断しましょう。