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“上野東京ライン”の大事なことを忘れてる

12月9日に、JR東日本が、従来「東北縦貫線」として計画されていた、宇都宮線・高崎線・常磐線と東海道線の直通運転を、2015年春から「上野東京ライン」の愛称で運行開始すると発表しました。

新聞、テレビでも報道され、それなりに大きな話題です。

で、論調としては、

  • 便利になる
  • 上野-東京間の混雑が緩和される
  • ダイヤ乱れが多くなりそう
  • 行き先表示に混乱

といった内容がほとんどですね。

ただ、ちょっと大事なことが報道されていないので、ちょこっと紹介。

田町駅周辺再開発との関係

実は、JR東日本が進めている田町駅再開発と関係しています。

現在、品川-田町間には、JR東日本の車両基地があり、東海道線の車両の基地となっています。

この田町車両基地は、先月一旦隣の敷地に移設されました。跡地には新駅構想もあるようです。

で、何が関係するかというと、上野-東京間を直通させると、田町車両基地が不要になのです。

上野側には、上野の少し先に尾久車両基地があり、上野-東京間を結ぶことにより、こちらに車両基地を集約し、田町の方は広大な敷地を更に再開発できるとう訳です。

こんな事情もあって、あまり評判のよくない東北縦貫線計画が進められたのです。

追記

この田町車両基地の跡地に、高輪ゲートウェイ駅ができました。

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