AIJ契約の年金基金に天下り多数 旧社保庁など
AIJ投資顧問の年金消失問題です。いくつもの企業がまとまって作る場合が多い年金基金、AIJに運用を委託していたのは84の年金基金でしたが、その多くに旧社会保険庁などのOBが天下りしていたことが分かりました。OB同士の人脈を通じて契約が広がったとみられています。
AIJが契約していた84の年金基金のうち、中小企業が業種や地域ごとに作る「総合型」の年金基金は73あります。この総合型を中心に、旧社会保険庁や厚生労働省のOBが理事などの役職で天下りしていました。関係者によりますと、基金に天下りした幹部同士のつながりで、高い利回りをうたうAIJとの契約が広がったということです。また、天下りした幹部のなかにAIJを事実上紹介するまとめ役がいた可能性もあるということです。証券取引等監視委員会もこうした事実を把握している模様で調べを進めています。
年金基金に社保庁とか厚労省の天下りなんていまさら報道することかい?
「天下りしていました」じゃないでしょうが。
厚生年金基金、企業年金基金、健康保険組合のように、厚労省の監督下にある公法人の設立は厚生労働大臣の認可制ですが、天下り受け入れが事実上の認可条件になっているのは周知の事実。
大体、常務理事のポストに天下りを配置するのが約束で、年収なども厚労省と協議されているようです。
AIJに運用を委託していた年金基金の問題のような報道の仕方ですが、きちんと正確な報道をしてもらいたいものです。