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コオロギからセシウム →新聞記者 どこかが発表したことをそのまま文章に起こす簡単なお仕事です。

コオロギ5百匹からセシウム4千ベクレル検出(YOMIURI ONLINE
東京電力福島第一原発事故で、原発から40キロ離れた計画的避難区域内に生息するコオロギから1キロ・グラム(約500匹)あたり4000ベクレル以上の放射性セシウムが検出されたことが、東京農工大の普後一(ふごはじめ)副学長(昆虫生理学)の調査でわかった。別の場所のイナゴからも最大200ベクレルを検出した。
調査は、昨年10月、原発から約40キロほど離れた計画的避難区域の福島県飯舘村北部でコオロギ500匹、60~80キロ離れた本宮市役所付近や須賀川市北部、桑折町役場付近、猪苗代町の猪苗代湖付近の水田でイナゴ計2000匹を採集した。
飯舘村のコオロギからは1キロ・グラムあたり平均4170ベクレルを検出。須賀川市のイナゴは同196ベクレル、桑折町と本宮市は、それぞれ同82ベクレルと75ベクレルだった。

この記事の感想は主に3点

  • まず思ったのは、500匹のコオロギや2000匹のイナゴを想像しただけで気持ち悪いということ。
  • 次に、この調査を行った後、採集したコオロギやイナゴをどう処理したのかということ。まさか逃がしてないよね。焼却してもその灰にセシウムが残るはずで、それをどうしたのか。ぜひとも知りたいものです。
  • そして、野鳥など移動距離が広範に及ぶ他の生物はどうなっているのかということ。昆虫の場合、そんなに遠くまで行かないでしょうが、渡り鳥などが放射性物質に汚染されていた場合、それが飛来するとどうなるのか。放射性物質が拡散されるのか。

このYOMIURI ONLINEの記事は、単に発表されたことを報じただけで、読者が当然に疑問に思いそうなこと(上の2と3)について何ら答えを提供してくれてないです。はい。

2などはちょこっと取材すれば分かることなのに、それを怠って発表されたことだけを記事にするなど怠惰の極み。

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