このところ、人気の高いダイソン(Dyson)の製品。
これまでずっと、音が静かでものすごい吸収力の掃除機が代表的な製品でしたが、東日本大震災以降の節電要請の影響を受けて、羽根のない扇風機が大ヒットしました。また、冬が近付くにつれて、羽根のない温風ヒーターも人気急上昇中です。
ところで、
ダイソン(Dyson)は、それほど大々的ではないですが、TVCMを流してします。そして、多くの方々が、ダイソン(Dyson)のTMCMを覚えているのではないでしょうか。ダイソン(Dyson)のTVCMは、とても印象的で心に響くものです。
一般的に、印象に残る、インパクトがあるTVCMの要件は、
- 有名人を起用
- 製品の印象やそれが使われるシーンにフィットするBGM
- 製品の特長を示すキャッチコピー
などが考えられます。
このような要件を備えたTVCMを作ることが広告制作会社の使命なのですが、ちょっと待ってください。ダイソン(Dyson)のTVCMって、上記のどれにも当てはまらないのではないでしょうか。
有名人は起用されていない、BGMなし、製品の説明のみ、といった感じです。
上記のような要件を備えたTVCMばかりになった中にあっては、ダイソン(Dyson)のようなTVCMは、逆に新鮮で印象的なものとなり、消費者の深層に深く刻まれます。
ニャンコ編集長としては、特に、”BGMなし“というのが大きいのではないかと考えています。
はっきり言って、見たくもないTVCMばかりで、騒々しく感じていますが、ダイソン(Dyson)のTVCMが静寂を与えてくれます。
ただ、実はこのような広告戦略は、ダイソン(Dyson)だけがとっているものではありません。
日本の製品でも同じようなTVCMがあります。さて、何のTVCMでしょうか?
正解は・・・
ボラギノールです。
ダイソン(Dyson)みたいに洗練された感はないですけど・・・。