今日午後3時に、光市母子殺害事件の判決が言い渡される予定です。
今回の注目は、一審、二審での無期懲役判決が覆るかどうかです。上告棄却の場合には、弁論を開かないのが通例ですが、今回は弁論が開かれたため、二審判決を破棄して差戻しか、最高裁が自判して死刑判決を下すかが注目されています。
今回の場合、仮に二審判決を破棄するのであれば、最高裁が自判して死刑判決を下すべきです。なぜなら、差戻しとなった場合には、高裁で再度審理することになりますが、基本的に下級審は過去の判例に依拠せざるを得ず、そうであれば、再度無期懲役の判決を下す可能性が高いためです。
最高裁は今回判例変更を行って、死刑に対する判断を変更すべきです。そうでなければ、弁論を開いた意味を問われるでしょう。
**追記**
この日の判決では、審理を広島高裁へ差戻し。
その後、2008年に差戻し控訴審で死刑判決、2012年に上告が棄却され、死刑判決が確定した。