書店最大手の紀伊国屋書店が、プロの書評家による書評をblog形式で発表・掲載する『書評空間BOOKLOG』をスタートした。(http://booklog.kinokuniya.co.jp/)
同サイトによるとその目的を
…書籍を愛するひとびとのコミュニティの創出をめざすとともに、「本を読む」と「本を書く」との橋渡しをめざす…
としています。
活字文化や書店の衰退が顕著になる中、こうした試みは評価できよう。
文化としての活字(=書籍)は電子パブリッシングなどに押され、情報源としての活字(=新聞など)はインターネットにその主役を奪われつつある。
こうした状況の中で、書評を現在の最先端のメディアとして成長中のblogという方法で配信するということは、一種の“メディアミックス”であり、昨今最も注目される手法の1つである。
活字文化の復活に向けて、成果が期待される。