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FIFA2022カタールワールドカップを総括 – テクノロジーとコンディション

神の子メッシ擁するアルゼンチンが壮絶な決勝戦を制して幕を閉じた2022カタールワールドカップ。1か月にわたる熱戦で寝不足になった方も多いと思います。

このカタールワールドカップを観ていて感じたことを書いてみます。サッカーをプレイする環境のことと、試合の中身に関することに分けていくつか。

プレイ環境に関すること

選手が最高のプレイをするために大事な環境。今回の大会では、開催前からいろいろと話題になりましたが、課題は克服されていたようです。

暑さ対策

カタールでのワールドカップ開催が決まったときから最も懸念されていたのが、日中では40℃を超えると言われている暑さでした。

その暑さ故に、普通は6月に開催するところを半年ずらして冬にしました(これは後でまた言及します)。それでも、30℃を超えるのが普通という暑さの中で、まともなプレイができるか心配されていました。

開催国のカタールの対策は、なんと冷房でした。スタジアムに大量の冷房機を設置し、フィールドを適正な気温に保つというものです。
巨大なスタジアムで冷房を入れて暑さをしのぐなんて荒唐無稽なことと思われましたが、実際にはこれが功を奏したようです。

むしろ、外気温との差で寒いと感じる人もいたくらいだったようです。

暑さ対策には成功したと言っていいでしょう。

ただ、これは、カタールの有り余るオイルマネーによってできたことなので、ほかの国はたぶん真似できないでしょうね。

移動時間

これまでのワールドカップでは、開催国の各地に会場のスタジアムが点在し、1日がかりで移動するということもありました。日韓ワールドカップなんて・・・。

カタールはとても小さい国で、大会の会場はドーハ1都市に集約されていたので、移動問題は全くなかったようです。各会場は1時間以内に移動できるようになっていました。

移動時間の長短は選手のコンディションに大きな影響を与えるので、今後の参考にしてもらいたいです。(とはいえ、次回は、アメリカ・カナダ・メキシコの共催。北米大陸全部ですね・・・)

試合の中身に関すること

各国代表チームのレベル、スケジュールの影響、テクノロジーについて書きます。

各国代表チームのレベル

予選リーグでは、日本がドイツ、スペインに勝ったり、サウジアラビアがアルゼンチンに勝ったりしました(ジャイアントキリング)。また、モロッコがアフリカ勢初のベスト4に進出しました。こうしたことを見ると、各国代表チームのレベルは、差が縮まっているようにも見えました。

でも、決勝トーナメントでは、概ね順当勝ちにも見えました。

私が見ていて感じたのは、32チームの下位層のベストパフォーマンスが、トップ層の普通くらいに追いついたということです。図にするとこんな感じです。

レベル差が縮まったといっても、下位層は、ベストパフォーマンスを出せた時に、トップ層に”勝てることもある“くらいの状態になったのではないでしょうか。
まだアジア勢がヨーロッパや南米のトップ層に互角に渡り合うレベルにはなっていないと思います。

スケジュールの影響

今回のカタールワールドカップでは、スケジュールが各国代表チームのコンディションにかなり大きな影響を及ぼしていたと思います。これは、大会の進行中のスケジュールではなく、開催時期そのものです。

前述しましたが、今回は暑さ対策のために半年後ろにずらされました。そのため、いつもの6月のワールドカップでは、ヨーロッパの主要リーグが終わってから余裕をもって代表選手たちが集まってチームを形成することができるところ、今回は、直前までヨーロッパリーグに出場していたため、ケガやコンディション不調に悩まされたチームが多かったです。

日本代表でも、招集されていた中山雄太が11月2日にイングランド・プレミアリーグの試合で負傷して脱落しましたし、脱落しなかったものの遠藤航も直前の試合で脳震盪になりワールドカップまで練習ができませんでした。

各国でも、フランスのベンゼマといった主力級の選手が脱落したり、チームの合流・調整がうまくいかなかったところもあったようです。

テクノロジー

なんといっても、今回のカタールワールドカップで注目を浴びたのはテクノロジーの活用です。

VAR半自動オフサイドテクノロジーは、時に試合の流れを決定づけることもありました。

VAR(Video Assistant Referee)
ゴールイン・ノーゴール、PK、悪質ファールによる退場の判定を、別室で映像解析して主審に届けます。
半自動オフサイドテクノロジー
12台のカメラと人工知能でオフサイドかどうかを自動で検出します。

日本もスペイン戦の2点目、三笘がゴールラインぎりぎりで折り返したセンタリングがラインを割っているように見えましたが、VAR判定の結果、推定1.88mmライン上に残っていた(らしい)ことで、田中碧のゴールが認められました。

ほかにも、PKになったシーンでは、主審がVARの画像を確認する場面が多く見られ、今大会でVARは大活躍でした。

次のワールドカップに向けて

カタールでのワールドカップが終わり、次は2026年の北米大会です。アメリカ、カナダ、メキシコの共同開催となります。

カタール大会とは条件が全く異なります。

広大な北米大陸に点在する試合会場、また、メキシコは暑さもありそうです。しかし、カタールほどの資金力はないので、課題をどうやて克服するかがこれから4年で試されます。

また、出場国数も今回の32チームから48チームに拡大されます。多くの国が参加することで盛り上がるという意見と、レベルが低下するという意見が両方あります。どうなるでしょうか。

日本代表に関していえば、今回目標のベスト8に届かなかった反省をどう活かしていけるかがカギですね。ドイツ、スペインに勝ったというだけで喜んで、目標未達をきちんと総括できないようでは、また同じ失敗を繰り返す気がします。

あ、あと、試合内容に関係ないですが、今回、女性の審判が参加してましたね。日本からも1名出ていました。可能なのであれば、ジェンダーフリーが進むといいと思います。イスラム教国のカタールで女性審判に出番が作られたのは意義深かったと思います。

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