今日のYahoo!ニュースに
「ダ・ヴィンチ・コード」にパリの教会が「ノン!」
という記事があった。(リンク切れ)
『ダ・ヴィンチ・コード』は、2004年のベストセラーの1つで、内容としては、キリスト教内部では様々な秘密を隠匿して、殊にバチカンを頂点とするカトリック教会では「聖杯」に関する秘密を1000年以上にわたってひた隠しにしている。そしてその「秘密」は外部に漏れるとカトリック教会の崩壊を招くものであるという。
全編にわたって「聖杯」とキリスト教、シオン修道会などの謎めいた関係、象徴を題材とし、非常に面白い作品でです。
さて、今日の記事では、その『ダ・ヴィンチ・コード』の映画化に当たって、1つの舞台となるサン・シュピルス教会が、同書の記述はデタラメであるとして、異議を訴える看板を掲げたということです。
同書に描かれている世界は、キリスト教の“正当な”歴史や教義からすると完全に異端の世界。
また、著者はかなり限られた資料から同書の歴史観を構築しているみたいです。
しかしながら、あくまでも小説に過ぎない同書に対して、過剰反応する教会もどうかと思いますね。映画化に協力して名前を知ってもらった方がプラスだと思います。
そうはいかないのが宗教心なのでしょうか。